木曜日, 1月 11, 2007

東京都板橋区南町にある二郎「ラーメン○二郎板橋南町店」

 二郎。それはラーメンに似て非なるもの。ラーメン好きなら一度は食わなきゃならない。一度食ったら「もう二度と食うか!」なんて思ってしまうが、しばらくしたら恋しくなってまた食べに来てしまう。

 池袋には二郎がある。池袋東口にある「ラーメン二郎」だ。だが、そこは食ったことはない。今回紹介するのは二郎であって二郎ではない。「マルジ」と呼ばれる二郎系の「ラーメン○二郎板橋南町店」だ。場所は要町が最寄りとなるが、ジロキチ・ジロリアンならダイエットも兼ねて池袋駅から歩くべきだ。トキワ通りをずっと直進して住宅街を抜けてくれば、池袋駅からでも20分で着く。店の前は山手通り。首都高の高松入り口すぐそば、山手通りを挟んでハタスポーツプラザの反対側にある。店の前には長いすが置いてあり、10人くらいが座って待てるようになっている。

 椅子に座って店内を覗くとイケメン兄ちゃんがちゃっちゃと「二郎」を作っている。ラーメンではなく「二郎」を作っている。兄ちゃんはイケメンなのにその兄ちゃんが作るのは見てくれが悪い二郎。だが皆さんの周りにもいるだろう。かわいくはないけど愛嬌がある子ってのが。森三中で言えば「村上」だ。そう、二郎は村上なんだ。料理は上手、家事も得意。お笑いで儲かってるからお金まで入れてくれる。言う事無しの憧れのヒモ生活。でも見てくれだけがブーちゃんなのだ。男に例えるならサンボマスターか? そうだ、サンボの方がしっくりくるかもしれない。男気のある話口。売れっ子のバンドのボーカル。肩書きだけ見れば他人もうらやむ。けど顔がまずいと。油ギトギトな汗を振り撒き唾を飛ばし、油ギッシュに歌う。ダブル豚のにんにく増し増しで油増し増し増しってところか。目をあけちゃいけない。目をあけさえしなけりゃうまいんだ…。

 なんだか意味がわからなくなってきたので、写真。これが二郎、てかマルジだ。野菜増しの油増し。

 うほー、うまそう☆ やっぱり野菜増しだな。野菜があることでトゲトゲした二郎の味が柔らかくマイルドになり、最後まで美味しくいただけるのだ。

 そしてこちらが弟が頼んだ「豚」に油増しだ。

 分厚い肉に油たっぷり☆ こちらもそそる。肉にかぶりついた時にどんなフレーバーが口の中にスプレッドするのか…。涎と胃酸で気が狂いそうだ。

 麺の量は約どんぶり1杯分ある。これを豚のようにガツガツ食うのだ。最初の5分が結構勝負。時間が経てば経つほど満腹中枢は二郎でやられてしまい、箸が進まなくなる。口の中から物がなくなることがあってはならない。常に口の中に物を入れてリスのように頬を膨らませろ! 常に口を動かし豚のように食え! 休んだら負けだ。豚のようにブヒブヒガツガツ、汁をぴちゃぴちゃ飛ばしながら食え!

 ブヒウマーーーー!

 というわけで、俺は野菜増しを10分で完食。完食はしたが完飲(スープまで飲みきる)は出来なかった。いつかは完飲をし、空のどんぶりをカウンターの上に叩きつけてやりたい。一方弟は豚の厚い壁に負け、肉塊をガッツリ残したようだ。無様な…。

 次は豚にチャレンジしてやろう。

地図はこちら→Mapion

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